不登校になると迷いに迷うと思います。
そこでどんな選択肢があるかを図にしました。
まず、子どもの居場所は下記のように整理しました。
人は所属の欲求というものがあり居場所がほしかったりしますので。
横軸が規律か自由かで、
縦軸がお金がかかるかどうかですね。
図をもとに各選択肢を解説します。
左上:自由度高い×費用高い
留学
海外はある程度の規律は求められるものの自由度が高いことが多く、海外留学で元気になったという子も多いです。たたし、近年は円安でお財布にはより厳しめかも。
民間のフリースクール
遊びばかりなところから学校に近いところまで多様なフリースクールがあります。費用は入会金や月会費、交通費など塾代程度にかかるのが一般的。子どもが行きたがらないことが多いのがデメリットでしょうか。
不登校向け塾、家庭教師
ある程度、個別の事情に合わせて勉強を教えてくれます。雑談や遊びを入れながらという場合も多いよう。それなりに費用がかかるのが難点。子どもがやりたがらないことが多いのもデメリットでしょうか。
不登校専門の訪問支援
遊び相手から家庭教師的なことに外出同行まで支援者が訪問してくれてサポートしてくれることがあります。子どもは嫌がることも多いですがそのうち受け入れることも多いよう。ただし、それなりの費用がかかることがデメリット。自治体がやっていることも。
左下:自由度高い×費用低い
オンラインフリースクール
家にいながら参加できて費用もフリースクールよりは安いことも多いです。通常のフリースクールよりもハードルは低め。ただ、子どもがやりたがらないことが多いのがデメリットでしょうか。
行政のフリースクールや不登校の子向けの学校
適応指導教室と言われることも。名称は様々。不登校特例校とか学びの多様化学校と言われることも。無料で参加できます。子どもが行きたがらないことが多いのがデメリットでしょうか。
家で自由に過ごさせる、もしくは家で教育する
無料。親子で話し合えて導ける場合はホームスクールという選択肢もあり。「不安だ。本当にこれでいいのか」という親御さんも多く、そこはデメリット。
右上:規律が高い×費用が高い
寮
全寮制フリースクール、全寮制中学・高校。月10万円~25万円ほどかかる。普通は子どもはなかなか行きたがらないのもデメリット。
私立の学校
公立の学校よりもカウンセラーによるケアが充実していたり、別室登校なども充実していたりします。とはいえ、子どもが通うのに負荷がかかることはかかるのはデメリット。
右下:規律が高い×費用が低い
公立の学校での別室登校や保健室登校など
無料。段階的に登校に慣れていくということが出来る。ただし、親の負担はそれなりに重い。
公立の学校
多くの人が一番イメージしやすい居場所で説明は不要でしょう。




復学支援:学校復帰を目指す。親のカウンセリング×子どもへの訪問支援の形式。
成果報酬制を採用しているところが多い。費用は100万円~200万円ほどかかる。
再登校支援:主に親向けに復学支援を行う。子どもにはアプローチしないという場合も多い。
費用は10万円前後から60万円ほど。
注意点としてはドクターストップがかかる場合は復学支援を受けられないこと。
再登校支援のセルフプラン:再登校支援会社の優良面談でやり方を聞き、サポートは受けずに自分でやるプラン。大変ではある。医師などに相談したうえでやるのが望ましい。
本などを読んで自分でやる:本を読んで自分でやるというやり方。その方法で復学したという親御さんもいらっしゃることはいらっしゃる。筆者の周りにもいらっしゃる。医師などに相談したうえでやるのが望ましいでしょう。
この方法に関しては引退した支援者がくわしく解説しています。
親にできることは?どんな支援があるの?
1枚目で不登校の親の非常に苦しい立場が明確でした。
そこでそんな状況で親にできることについて整理してみました。
左上:話を聞いてくれる×費用が高い
話を聞いてくれて費用が高いという領域のサービスはあまりありませんでした。
公的なサービスでなされている分野だからでしょう。
強いて言えば、接客してくれる飲み屋さんとか占い師さん(高額な)とかがあてはまるでしょうか。
左下:話を聞いてくれる×費用が安い
開業した臨床心理士の相談室
話を聞いてくれてアドバイスもしてくれます。スクールカウンセラーや行政のカウンセラーとの違いは支援者を選べること。オンライン対応もありな場合も多いです。1回1万円くらいが相場。
NPOの相談室
話を聞いてくれてアドバイスもしてくれます。料金は3,000円程度か無料であることも。オンライン対応もありな場合も多いよう。デメリットは各NPOの思想が出ていて合わない方には合わない可能性があること。
*NPOだから安いとは限らないですが基本的にはHPに料金が明示されています。
スクールカウンセラー、行政のカウンセラー
基本的には有資格者。話を聞いてくれて時にはアドバイスもしてくれます。基本的に無料。相談する人を選べないのがデメリットでしょうか。
親の会
話を聞いてくれてアドバイスもしてくれます。料金は500円とか1,000円くらいなことが多いよう。同じ悩みを持つ仲間ができることも。デメリットは各親の会の主催者の思想が出ていて合わない方には合わない可能性があること。また、責任の所在は曖昧ではあります。いろいろと試すことが重要だと思います。
病院
診断や投薬をしてくれます。医学的支援で保険が適応。子どもが行きたがらないことも多いのがデメリット。


















右上:親へのマニュアル・トレーニング×費用が高い
復学支援
本を読んだり、アドバイスをもらったりで親がそれを家で実行できるかというと普通はできないもの。なので「話を聞いてくれるだけじゃないか」とカウンセリングでは不満に思いやすいのです。
そこで親向けの徹底的なトレーニングを行うという道があります。費用は非常に高いし、トレーニングはなかなか大変ですが。また、子どもへの訪問支援を実施する場合も多い。なので、費用はなかなか高い。
100%復学しますと公言しているところがいくつかあります。(期間はそれなりにかかる)
ちなみに復学復学支援系は課題の分離という考え方にもとづいていることが多いです。
再登校支援
費用はかかるし、トレーニングが大変なのは復学支援と同じ。違いは子どもとはほぼ話さず、親御さんに接し方を指導するというところ。「ほめる」ことをやる場合が多く、愛着理論やブリーフセラピー理論に基づいていることが多いよう。デメリットは挫折のリスクと合わない子には合わないこと。100%成功しますと保証しているところはあまり無い。
親の在り方支援(民間)
復学支援や再登校支援は学校に戻すことを目的にしていますが、親の在り方支援は学校に戻すことは目的にはしない場合が多いです。ただ、親の在り方が変わることで子どもが動き出し親子ともに幸せな状態になるということは多いよう。カウンセリング形式の場合と講座形式の場合があります。費用はそれなりにかかることも。
より深い親の在り方支援(民間)
表面的な言動ではなく、親の心の深い部分に向き合い改善していこうという考え方の支援。インナーチャイルドとか自己受容などと言われることも多いです。デメリットはそれなりの費用がかかることと自分に向き合うことが大変なこと。
*それぞれの支援のもとになる考え方はこちらで解説しています。
子ども向け訪問支援、不登校専門塾・家庭教師
子どもへの支援が中心ですが親御さん向けにいろいろとアドバイスもしてくれたりします。
右下:マニュアル、トレーニング×費用が安い
再登校支援のセルフプラン
数万円で再登校支援のやり方を聞き、自宅で自分で実施するパターン。
親の在り方支援(民間、NPO、行政)
親の在り方が変わることで子どもが動き出し親子ともに幸せな状態になるということは多いよう。カウンセリング形式の場合と講座形式の場合があります。費用は民間でも数千円と安い場合もあります。NPOの場合は比較的に安価。行政が無料でやっているということもあるようです。
本を読んで自分でやる
本を読んで自分でやるというやり方。その方法で復学したという親御さんもいらっしゃることはいらっしゃいます。筆者の周りにもいらっしゃいます。医師などに相談したうえでやるのが望ましいでしょう。
*この方法に関しては引退した支援者がくわしく解説しています。