【口コミ、評判】NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボのメリット・デメリット

NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ(通称:ファミラボ)は、不登校というデリケートな問題に直面している親御さんのための支援団体です。

単に悩みを共有するだけでなく、心理専門職である代表理事の谷田ひろみ氏が監修するコミュニケーションスキルを学ぶ「学習型親の会」として、親自身の成長を促すことを重視しています。

この団体では、全国各地での勉強会やお茶会、オンラインでの交流会などを通じて、同じ悩みを持つ仲間と出会い、孤独感を解消することができます。

また、無料のメルマガや会員向けの専門家相談サービスなど、多様なサポート体制も整っています。

不登校に悩む親御さんにとって、この場所はきっと心強い味方となるでしょう。

ポイント

  • 心理学に基づいたコミュニケーションスキルを学ぶことを重視しています。

  • 親が同じ悩みを持つ仲間とつながり、支え合うための多様な活動(勉強会、交流会、オンライン掲示板)を提供

  • 子どもの自己肯定感を育むことを目指す

  • 専門家による相談サービスやイベント割引など、会員向けの特典も充実

目次

NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボとは

NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ(通称:ファミラボ)は、不登校の子どもを持つ親を支援するピアサポートグループです。

2008年にmixi内の掲示板から始まり、2015年にNPO法人となりました。

一般的な親の会がフリートーク形式であるのに対し、ファミラボは「学習型親の会」でもある点が大きな特徴です。

不登校の子どもを持つ母親同士が、互いに支え合いながら、子どもの心の成長を促すための「傾聴」などのコミュニケーションスキルを学びます。

活動は、傾聴勉強会、お茶会・交流会、セミナーイベントなど多岐にわたります。

無料のメルマガや不登校リーフレットの提供も行っており、会員になると専門家による相談サービスや割引、オリジナルグッズなどの特典が受けられます。

ファミラボは、子どもが「学校に行くこと」だけを目的とせず、子どもの心の健康と自己肯定感を育むことを最も大切にしています。

基本情報と特徴

2015年に認証された団体で、大阪に拠点を置いています。

代表理事は、臨床心理士・公認心理師の谷田ひろみ氏。

ファミラボでは、心理学に基づいた「傾聴」というスキルを学ぶことを重視しています。

この傾聴を通じて、ママ自身が成長し、家族全体の成長を促すことを目指しています。

具体的な活動内容は以下の通りです。

  • 傾聴勉強会・お茶会・交流会: 全国12か所とオンラインで開催され、不登校の悩みを抱えるママたちが集まり、実践的に傾聴を学んだり、悩みを共有したりする場です。

  • 無料メルマガ・不登校リーフレット: 毎朝届く応援メールマガジンや、不登校への理解を促すリーフレットを無料で提供しています。

  • mixiコミュニティ: 2008年から続く不登校の親専用のオンライン掲示板で、参加者同士が安心して悩みを相談できる場所です。

  • セミナーイベント: 専門家や研究者を招き、年に一度の全国大会「ファミスペ」などを開催しています。

不登校の子どもを持つ母親であれば、会員でなくてもこれらの活動に参加できますが、会員になると専門家による相談サービスやイベントの割引など、より多くの特典を受けることができます。

メリット・デメリット

メリット

  • 心理専門職による専門的な学び: 傾聴のスキルを学ぶことで、子どもとの関わり方をより建設的にすることができます。これは、心理専門職である代表理事の谷田ひろみ氏が監修・指導しているため、専門性の高い知識やスキルを習得できる点が大きなメリットです。

  • 同じ悩みを持つ仲間との繋がり: 不登校というデリケートな問題を抱える中で、同じ経験をしている親同士が支え合える環境があります。mixiコミュニティのようなクローズドな場や、各地での勉強会・お茶会を通じて、孤独感を解消し、安心感を得ることができます。

  • 親自身の成長を重視: 子どもを変えるのではなく、まず親自身が成長するという考え方に基づいています。傾聴を学ぶ過程は、親が自分自身と向き合い、成熟していくプロセスでもあり、結果として家族全体の良い循環を生み出すことを目指しています。

  • 多様なサポート: メルマガ、リーフレット、オンライン掲示板、対面イベント、会員向けの専門家相談など、様々なニーズに応じたサポートが用意されています。

デメリット

  • 母親に特化した活動: 「ママの会」であるため、父親や祖父母など、母親以外の立場の人が参加できるイベントは限定されます。母親以外の家族も一緒に学びたい場合、一部のサービスしか利用できない可能性があります。

  • 会員費がかかるサービスがある: 会員になることで利用できるサービス(専門家相談や各種割引)には年会費がかかります。無料で利用できる活動もありますが、手厚いサポートを求める場合は費用が発生します。年会費は3,000円、個別相談が3000円、お茶会は500円、学習会は1800円などと比較的安価ではあります。


向いている人と他との違い

向いている人

ファミラボは、以下のような人に向いています。

  • 子どもの不登校を成長の機会と捉えたい人: 子どもが学校に行けないことを「問題」として解決しようとするのではなく、この期間を通じて親も子も一緒に成長したいと考える人には最適な場所です。

  • 専門的な知見に基づいた関わり方を学びたい人: 代表が臨床心理士であるため、心理学に基づいた「傾聴」という具体的なスキルを身につけたい人に向いています。

  • 同じ立場の母親と深く繋がりたい人: mixiコミュニティや各地の勉強会を通じて、不登校という共通の悩みを抱える母親と繋がり、支え合いたいと強く願う人には心強い居場所となるでしょう。

  • オンラインとオフラインの両方で活動したい人: 実際に顔を合わせて交流したい人にも、オンラインで手軽に情報交換したい人にも対応できる多様な活動形態が用意されています。

他の親の会などとの違い

一般的な不登校の親の会は、フリートークで悩みを共有する場が中心です。これに対し、ファミラボは「学習型親の会」という点が最大の違いです。

  • 「傾聴」という具体的な学び: ファミラボでは、単に悩みを話すだけでなく、親自身が「傾聴」スキルの習得をすることを目指します。これにより、参加者は子どもとの関わり方について具体的な手法を学び、実践することができます。

  • 「親の成長」に焦点を当てる: 子どもの不登校の解決を直接的な目的とするのではなく、まず親自身が学び、成長することで、結果的に子どもや家族全体に良い影響をもたらすという考え方を軸にしています。

  • 専門家によるサポート: 代表理事をはじめとする専門家が関わっているため、会員向けサービスとして専門家への相談が可能であり、より質の高いサポートが期待できます。

  • オンラインコミュニティ: mixiというクローズドなSNSを長年にわたり運営しており、匿名性の高い環境で安心して悩みを相談できる独自の文化があります。

口コミ、評判

ファミラボに出会わなければ、子供たちの生きずらさの理解ができずに間違った対応をし続けることになったと思います。
(恐ろしいです。)
みんさん、適切な助言をありがとうございます。

また、「待ちましょう。」というアドバイスではなく、具体的に行える事を専門家から教えていただけるので とてもありがたいです。

おかげさまで子供達、ニコニコ元気になってきました。ありがとうございます。

傾聴会も、「話を聞くとはこういうことなのか!今まで、話を聞いていたつもりだった。」
「話を聞いてもらうってこういうことなんだ」
と両方体験できて ものすごく勉強になりました。
今後も、通いたいです。

傾聴会も、人気なので、すぐ満席になってしまうから私は予約日をカレンダーに書いています。傾聴会の後のランチ会も楽しみです〜❣️

                          未来地図より

娘が高1で学校に行けなくなった時に、こちらの傾聴勉強会に参加しました。
緊張して出かけたのですが、皆さん、本当に明るくてフレンドリーで、優しく話しかけてくださって救われた気持ちになりました。

今までも子どもの話を聞いていたつもりでしたが勉強してみると全然違う事がわかりました。私は子どもの気持ちに興味が持てていなかったのです。

あれから半年、毎回傾聴勉強会には参加しています。
おかげで、子どもがとてもよく話をしてくれるようになりました。
参加してよかったです。
参加していなければ、ずっと以前のままだったと思うと、少し怖くなります。

                           未来地図より

こちらの会に参加して1年ちょっとですが、大きな変化を感じています。

不登校から4年目だった当時は、家に引きこもっている息子のことが心配で心配で、私の過干渉がひどい状態でした。

本を読んだり、様々な人から話を聞いたりして、これまでも息子をなんとか立ち直らせたいと孤軍奮闘してましたが、思うとおりにならず親子ともども疲弊していました。

「もうこれ以上何をしてよいかわからない」と行き詰ってたとき、たまたまこのサイトで見つけたふぁみらぼの『神奈川リップル』が横浜で開催している傾聴会を見つけました。

で、親の会の活動に参加したことなかったので、恐る恐る参加しました。笑笑

それからこの活動を通じて、不登校の親仲間が増えて「不登校の親ってこんなたくさんいるのね~、マイノリティじゃないじゃん、仲間がいっぱいじゃん!」と思えたので気持ちが段々緩んできました。

あと、共感的コミュニケーションの具体的なスキルなど、子供に対する適切なかかわり方を学んで実践することにより、親子の状況がよくなったという事例をたくさん聞いて、「私も大丈夫な気がする」と思えるようになってきたのも大きな収穫です。

                           未来地図より

まとめ:NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ

NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ(ファミラボ)は、不登校の子どもを持つ母親を対象とした「学習型親の会」

単なるおしゃべりの場ではなく、成長・改善の場として機能しています。

親が傾聴を通じて自分自身と向き合い、成長することで、結果として子どもが心の健康を取り戻し、自分らしく生きる力を育むことを目指しているのです。

ファミラボの最大の魅力は、専門家である代表理事の指導のもと、同じ悩みを抱える母親同士が互いに支え合い、具体的なスキルを身につけられること。

オンラインとオフラインの両方で活動を展開しているため、自分のライフスタイルに合わせて参加することができます。

「不登校を一人で抱え込みたくない」「子どものために、まず自分自身が変わることから始めたい」と考える母親にとって、ファミラボは心強い味方となるでしょう。

まとめポイント

  • 不登校の子どもを持つ親のための「学習型親の会」であること。

  • 専門的な「傾聴」スキルを学び、親自身の成長を重視していること。

  • 同じ悩みを抱える母親同士が支え合い、孤独感を解消できること。

  • 勉強会、交流会、オンライン掲示板など、多様な活動があること。

  • 子どもの心の健康と自己肯定感を育むことを最も大切にしていること。

  • 会員は専門家への相談やイベント割引などの特典を受けられること。

  • 無料のメルマガやリーフレットも提供していること。

  • 母親だけでなく、父親も会員になれるが、イベントによっては母親限定のものもあること。

  • 傾聴会は参加費が比較的安価で、気軽に参加しやすいこと。

  • オンラインでの活動も活発なため、全国どこからでも参加できること。

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