今回は、世界最大級の留学・語学教育機関である「EF(Education First)」について、第三者の視点から詳しく解説します。
EFは、1965年の創業以来、多くの人々の海外での挑戦をサポート。
「EFとはどんなところ?」「不登校からの留学は可能なの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、EFの基本情報や特徴から、メリット・デメリット、そして実際に留学した人のリアルな口コミまで、徹底的に掘り下げていきます。
この記事が悩み解消の一助になれば幸いです。
ポイント
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EFは、世界中に学校を持つ大規模な教育機関であり、不登校からの留学も可能
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メリットやデメリットなど
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EF留学に向いている人
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口コミ、評判など

海外の街並み:写真はバンクーバー
EFとは
EF(Education First)は、1965年にスウェーデンで創業した世界最大級の国際教育機関です。
世界100以上の国と地域に600を超えるオフィスと学校を持ち、語学学習、文化交流、アカデミックプログラム、教育旅行などを通じて、人々の視野を広げることを目的としています。
特に、留学プログラムが主力事業で、短期から長期まで、様々な年齢層や目的に合わせたプログラムを提供。
不登校の方にとっては、既存の人間関係や環境から離れて、心機一転、新しい自分を見つけるきっかけとなる場所を提供してくれます。
EFは、単なる語学学習の場ではなく、旅や文化交流、学問を体験しながら、自らの可能性を広げる場と言えるでしょう。
基本情報と特徴
EFの大きな特徴は、そのグローバルなネットワークにあります。
世界中に直営の語学学校とオフィスを持っており、100を超える国と地域から生徒が集まります。これにより、多様な文化や価値観を持つ人々と交流する機会が豊富にあります。
EFは不登校の方向けの留学を行っており、個々の要望に合わせて留学プランをカスタマイズできる点が強み。
例えば、短期から始める語学留学、現地の高校に進学する正規留学、高校交換留学など、様々な選択肢があります。
不登校の方にとって、最初から長期留学に踏み切るのはハードルが高いかもしれませんが、EFでは夏休みなどを利用した短期間の語学留学から始めることも可能。
さらに、オンライン英会話「EF English Live」や無料の英語テスト「EF SET」といった独自のツールやサービスも提供しています。
留学前に予習をしたり、帰国後も学習を続けたりできるので、モチベーション維持にも役立ちます。EFは単なる留学エージェントではなく、教育機関として総合的なサポートを提供しているのが大きな特徴と言えるでしょう。
メリット・デメリット
EF留学の大きなメリットは、信頼と実績、そして多様なプログラムにあります。
60年以上の歴史があり、何百万人もの留学生をサポートしてきた実績は、安心感につながります。
また、世界50都市以上に直営の語学学校があるため、多くの選択肢から自分に合った場所を選べるのも魅力。
不登校の方にとっては、日本の学校から離れて全く新しい環境に身を置くことで、リセットして再スタートを切る良い機会になるでしょう。
一方で、デメリットも存在します。
EFは基本的に大規模なプログラムを提供しているため、留学中のサポートが他の小規模なエージェントと比べて手厚くないと感じるかもしれません。
プログラムは用意されていますが、留学中の生活や学習面でのトラブルは自分で解決する力が求められる場面も多い。
不登校で自己肯定感が低くなっている場合、この点がプレッシャーになる可能性もあります。
また、料金は比較的高い傾向にあるため、費用面を十分に考慮する必要があります。
自己管理能力や問題解決能力を身につけたい方には良い経験になりますが、手厚いサポートを求める方には不向きかもしれません。
向いている人と他との違い
EF留学が向いているのは、自立心があり、ある程度の自己管理能力を身につけたいと考えている不登校の方です。
EFはプログラムが豊富である一方、留学中は自分で課題を解決したり、積極的に行動したりする場面が多い。
新しい環境で自分の力を試してみたい、自信をつけたいという気持ちがある方には最適な環境と言えるでしょう。
また、将来的に海外の大学への進学を視野に入れている方にも向いています。EFは大学進学に強みを持っており、アカデミックな学習環境も整っています。
他の留学エージェントとの大きな違いは、「教育機関」としての側面が強いことです。
多くの留学エージェントが、様々な語学学校や教育機関を紹介する仲介役であるのに対し、EFは自社で学校を運営し、独自のカリキュラムやツールを提供しています。
そのため、留学前から帰国後まで、一貫したサービスを受けることができます。
*EFで留学する場合は仲介無しとなります。
一方で、不登校生の特性を理解し、きめ細やかなサポートを専門としている小規模なエージェントも存在します。
手厚いサポートを最優先したい場合は、EFよりも専門のエージェントの方が適しているかもしれません。
自分の性格や目標に合わせて、どちらのタイプが合っているか慎重に検討することが大切です。
口コミ、評判
出発前の無料英会話や、すでに留学に行った方との交流の機会が多く、コミュニティは充実していたと思います。
また、現地の学校も割と綺麗で、興味深いアクティビティがいくつかあり、楽しい面も多々感じられます。
ホストファミリーが優しく、こちらを尊重してくれる家庭。
かといって休日一緒にどこか行こうなどとは言われるわけでもなく、ただ、たまたま一緒に家にいる間は終始たくさん話しかけ気にかけてくれた。
文化や家庭の事情など深い交流もできたように思う。
初めての海外留学でわからないことがたくさんあるのに 何が必要で何をいつまでにどうすればいいのか全然教えてくれない
料金の振り込み連絡だけは早くくるのにそれ以外の対応はまったくダメです
1人でニューヨーク校に行きました。 とっても良かったです。ニューヨークなのに広々と広大な学校敷地で、様々な国の子とお友達になれました。寮の食事は美味しいとは言えませんでしたが、それも経験です! 2週間でしたがスタッフともトラブルなく最高の思い出になりました。
【昨年より、英国ケンブリッジに半年以上の渡航】 ”現地の”先生方、サポート体制は素晴らしかったです。
何かあったら、学校のスタッフ、ホストファミリーが力になってくれてよかったです。
料金帯は比較的安めです。現地の他の語学学校と比べると、 他の語学学校の授業料=EF の費用(授業料+部屋代) という感じで、他の語学学校の場合は、週約200ポンド(約3万円)前後の部屋代を追加で必要となリます。
その他、英語に自信がない人には、渡航前に日本語で全てやり取りができるのは利点。
まず、日本のセールスオフィスの社員さんは最悪です。敬語が使えない、顧客に対しての態度が悪い、連絡がつかない、現地の情報を何も知らない(その上、憶測でものを話してくる)、突然に担当が変わる(挨拶などは一切なし)、誤情報を伝える。本当に”利益のため”の対応です。
留学先で会った、他の日本人も口を揃えて、セールスオフィスの社員の対応が酷いと言っていました。
(東京オフィスに限らず) 顧客の年齢層が若い、又は親が出資者の場合は、本人を全く相手にしません。
本当に酷いです。 現地の生活に関しては、ホームステイは”運”!! 中には、ホストファミリーが毎晩殴り合いの喧嘩をする、シャワーを使わせてくれない、家に食べ物が一切ない、追加料金を請求してくる、などの経験をした友達がいました。
ただ、ラッキーな人は、追加料金なしで一人部屋がもらえる、色々なところに連れて行ってくれる、キッチンなどを自由に使わせてくれる、必要なものは全て買ってきてくれる、などのホストファミリーもいます。
出発前の準備のための情報が全然もらえない。日本人スタッフの対応が遅く、スタッフ間での連携が皆無。
今回は短期留学だったので諦めたが、長期留学を考えている人には全くお勧めできません。
また、実際に現地に行ってみると、聞いていた話と全く異なり、同じく日本からの留学生にも聞いてみたところ、皆、レスが遅いことと事前に聞いていた情報と違うと言っていた。
EFsydneyに入学しましたが、先生の対応は悪くなかったと思います。ホームステイから寮に変えるときもすぐに対応してくれたり、会話が伝わってないと感じた時は、何回も説明をしてくれました。
まとめ:EFの留学
不登校からの留学を考える際、EFは新しい自分を発見するための魅力的な選択肢の一つです。
60年以上の歴史と世界中に広がるネットワークは、他にはない安心感と多様なプログラムを提供してくれます。
EFは、単なる語学学習だけでなく、旅や文化交流を通じて視野を広げる場所。
不登校で悩んでいる方は、まずは夏休みなどを利用した短期留学から始めてみてはいかがでしょうか。
小さな成功体験を積み重ねることで、きっと自信を取り戻し、未来への一歩を踏み出せるかも。
あなたの人生の新しいステージの選択肢の1つとして参考になれば幸いです。
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EFは世界的な教育機関であり、不登校からの留学も積極的に受け入れている。
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短期から長期まで、個人の目的に合わせた多様なプログラムが魅力。
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多くのプログラムを自社で提供しており、留学前から帰国後まで一貫したサポートが受けられる。
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世界中に拠点を持つため、多様な文化に触れ、グローバルな視点を養うことができる。
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大学進学に強みを持つため、将来のキャリアを見据えた留学も可能。
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一方で、手厚い個別サポートは期待しにくい。
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自己管理能力や自立心を養いたい人に向いている。
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現地のスタッフは親切なことが多いが、日本のオフィススタッフの対応には賛否両論がある。
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費用は他のエージェントと比較して高めな傾向にあるため、事前の確認が必要。
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まずは短期留学から始めることで、自信をつけ、今後の進路を考えるきっかけになる。