【口コミ、評判】フリースクール元気学園のメリット・デメリット

元気学園は、不登校の子どもたちを対象に、独自の教育アプローチを提供する全寮制のフリースクールです。

約30年の実績を持つこの学園は、「病院」「学校」「家庭」の機能を統合した学び舎として、
心の問題だけでなく、体調不良や実力不足といった不登校の根本原因に総合的に向き合います。

東工大卒のドクターである校長先生の指揮のもと、医療機関と連携した治療教育を軸に、
科学的な視点から子どもたちの心身の健康を回復。

規則正しい寮生活、一人ひとりに合わせた学習指導、そして社会生活に必要なコミュニケーション能力や生活力を養うプログラムを通して、子どもたちが自信を持って社会へ再出発できるようサポートします。

本記事では、この元気学園の特徴やメリット・デメリット、どのようなお子さんや家庭に適しているのか、そして他の寮との違いについて詳しく解説します。

実際に学園を利用した方々の評判や口コミもご紹介しますので、不登校で悩むご家族の一助となれば幸いです。

ポイント

  • 不登校の原因を体調不良や実力不足と捉え、医療と連携した独自の教育を行う元気学園の特徴

  • 全寮制による生活改善や総合的な実力養成といったメリットと、費用や体験入学の有無といったデメリット

  • どのような子どもや家庭が元気学園のサポートを最大限に活かせるのか、向いている人の特徴

  • 実際に利用した保護者や生徒からの評判、口コミ、率直な感想

目次

元気学園とは

元気学園は、体調不良を伴う不登校の子どもたちを対象とした全寮制のフリースクールです。

約30年の実績があり、「病院」「学校」「家庭」を掛け合わせた新しい形の学び舎を目指しています。

不登校の原因を心の問題だけでなく、心臓や脳、ホルモンバランスなどの体調不良に注目し、
医療機関と連携しながら科学的な視点で改善を図るのが大きな特徴。

*校長先生は東工大卒のドクターで科学的な説明は医療関係者に定評がある。

規則正しい寮生活と、一人ひとりに合わせたきめ細かな教育指導を通して、
子どもたちの成長と再出発を総合的にサポートします。

基本情報と特徴

元気学園は不登校の主な原因を、体力、学力、コミュニケーション能力などの「実力不足」や、心臓、脳、ホルモンバランスといった「体調不良」にあると考えています。

そのため、単なるカウンセリングや学習支援だけでなく、
先述したように医療機関と連携した治療教育を実践している点が最大の特徴です。

具体的には、入寮時に医療検査を行い、一人ひとりに応じた運動療法や食事療法などのプログラムを作成。

また、寮生活を通じて、規則正しい生活習慣生活力を身につけることを重視。

さらに、日本平キャンパスでの農園作業や様々な体験学習、資格取得支援なども行っており、
総合的な「未来を生きる力」を育むことを目指しています。

所在地は静岡県静岡市で、本館、2号館、日本平キャンパス、複数の寮から構成されています。
日本全国および海外からの帰国子女入学生を受け入れています。

メリット・デメリット

元気学園のメリットは、不登校の根本原因である体調不良や実力不足に総合的にアプローチできる点です。

医療機関との連携により、科学的な視点から体調の改善を図り、全寮制という環境で規則正しい生活を送ることで、心身の健康を取り戻すことができます。

また、学力指導やコミュニケーション能力の向上、生活力の育成にも力を入れており、
子どもが社会に再出発するための土台を築けることが大きな強みです。

一方、デメリットとしては、全寮制であるため、子どもが親元を離れて生活することになる点が挙げられます。

これにより、親子関係の再構築は図れますが、慣れるまで子どもや保護者が不安を感じる可能性もあります。

また、費用や受け入れの制約もあり、すべての家庭が利用できるわけではありません。

*費用は見つけられませんでしたが、全寮制の相場は月20万円前後です。それにプラスして入学金がかかります。

体験入学を受け付けていないため、事前に学園の雰囲気を直接知る機会が限られることも、
一つの懸念点と言えるでしょう。

ブログや動画などからも生活の雰囲気はある程度はつかめるとは思いますが。

向いている人と他の寮との違い

元気学園が向いているのは、心の問題だけでなく体調不良を伴う不登校の子ども。
そして保護者が「待つ」だけではなく積極的な介入を求めている家庭

特に、以下のようなお子さんや家庭に最適と言えるでしょう。

  • 規則正しい生活習慣を身につけたいお子さん

  • 学力や体力、コミュニケーション能力など、総合的な実力を向上させたいお子さん

  • 親との関係を一度リセットし、新しい環境で再出発したいお子さん

  • 医療的な視点からのサポートを求めている家庭

くりかえしになりますが、元気学園が一般的な寮やフリースクールと異なるのは、
その包括的なサポート体制にあります。

多くの施設が学習支援や心理カウンセリングを中心に行うのに対し、元気学園は医療機関と連携した治療教育を軸としています。

具体的には、クリニックを併設し、校医や医療スタッフが日常的に体調を見守ります。

また、脳や体の成長を促すための運動療法や食事療法、農作業などの作業療法も積極的に取り入れています。

このため、単に学校に行けないという状態を一時的に解決するだけでなく、
体質改善や根本的な実力養成を通じて、将来にわたって不登校を繰り返さない力を養うことを目指しているのが、他の施設との決定的な違いです。

医療機関と密接な関係にある元気学園:写真はイメージです

評判、口コミ

このフリースクール(元気学園)から学校復帰してきた(子の話を)中学校の担任の先生から聞いて、本を購入しました。

その子は、性格が明るくなって、とても元気になっていて、驚いたそうです。

不登校の原因に、体力・学力・コミュニケーション能力とあり、うちの子も、学校を休みだす前から、体が疲れたとよく言っていたことを思い出しました。

                           アマゾンより

著者である校長先生のフリースクール(元気学園)に子どもがお世話になりました。

子どもが不登校になり、家でさまざま手を尽くしましたが、不登校から抜け出すことができませんでした。

こちらのフリースクールに出会い、子どもを含め、家族を不登校という迷路から救っていただきました。

子どもの不登校で悩んでいる親御さんは大勢いると思います。
そんな方に読んでいただきたい本です。                                   

                         アマゾン書評より

施設はかなり充実していて、特に個室がいいです。自主的な勉強ができたり、お話もできます。中学の時学校に行けなくなった理由が極度のコミュニケーション障害で、他人と話すのがかなり苦手でした。

なのでお話と言ってもたくさんの人と同時に話せる訳では無いのですが、個室があることによって個人間での会話が可能となり、このような私にとってもとても良心的と言えます。

また、通信制にしては立派な校舎を構えており、私はこの校舎が気に入っておりまする。やっぱり校舎が立派だと生徒にやる気や元気がみなぎるのでとても大切な事だと考えます。

                  みんなの通信制高校情報より

同級生はみんな本当に優しくしてくれて、この学校に入学して良かったなと思います。

                   みんなの通信制高校情報より

フリースクール元気学園は僕のように不登校になった人には特に良い環境の学校だと思います。ちゃんといじめが無いように配慮してくれるし、他の生徒たちも自分から誰かを傷つけるような事もしません。

前までは人間関係でストレスを感じていて、他の生徒といるのが嫌で仕方なかったのですがこの学校に来てからはそんな悩みも無くなりました。

自分に合った環境にいることができるおかげで、学校も楽しいと感じることができるようになりました。              

                       ユアターンより

 

元気学園は非常にスパルタ式のフリースクールです。
どんなところか簡単に説明すると、厳しい体育会の部活と有名大学を狙う予備校の二つを足したようなフリースクールでした。

バリバリ運動して、いい大学に行きたいと思っている競争が好きな子供には良い環境ではないかと思います。

3年間在籍したので色々な生徒に会いました。残念ながら途中でドロップアウトをしてしまう人も中にはいました。また、卒業してちゃんと進学しても再び不登校になってしまう人もいました。

更生率はだいたい半分くらいだったと思います。

                       ユアターンより

元気学園はすごい良いところだがハンパな覚悟では来るべきではない。
(中学不登校の彼はその後、一流大学に合格)

                        管理人の元生徒より

 

僕がフリースクール元気学園に入学したのは母親に勧められたからでした。中学に入学してすぐに不登校になった僕は暴力こそ振るわないものの母親にとっては心配の種だったのだと思います。

そんな時に母親が勧めてきたのがフリースクール元気学園でした。最初、寮生活をしないといけないと聞いて刑務所のような所を想像し、母親は僕を捨てる気なんだと悲しくなりましたが、とりあえず見学だけでもと見にいって僕の印象は全くちがうものになりました。

海と富士山が見られる景色に心を奪われてしまったのです。通っている僕と同じ年くらいの人たちもみんな楽しそうですぐに入学することに決めました。

初めての寮生活ということもあり戸惑う事が多く、誰にも話しかけられないでいるとすぐに周りの人たちが助けてくれました。

話を聞けば、みんな過去に不登校だったり親に暴力を振っていたということでした。

同じ体験をしている者同士すぐに仲良くなれたのかもしれません。学園の生活はとても楽しいものでした。

                       ユアターンより

 

 

まとめ:元気学園

元気学園は、不登校の子どもたちが抱える心の問題だけでなく、根本的な原因となりうる体調不良や実力不足に、科学的・総合的にアプローチする全寮制のフリースクール。

医療機関との連携による治療教育や、規則正しい寮生活、一人ひとりに合わせた学習指導、
そして体験学習などを通して、子どもたちが「未来を生きる力」を養うことを目指しています。

メリットは、心身の健康と総合的な実力を同時に育めること。
デメリットは、全寮制ゆえの費用や、事前見学の機会が限られることです。

不登校の原因を「心の問題」とせず、根本的な解決を望む家庭、特に体調不良を伴うお子さんを持つ家庭にとって、元気学園は長期的な視点での再出発をサポートしてくれる理想的な選択肢と言えるでしょう。

  • 元気学園とは何か?: 医療連携と全寮制を特徴とする不登校支援施設。

  • 不登校の原因: 心の問題だけでなく、体調不良や実力不足も重視。

  • 治療教育: 科学的アプローチによる運動療法や食事療法。

  • 寮生活のメリット: 規則正しい生活習慣と自立心を育む。

  • 総合的な実力養成: 学力、体力、コミュニケーション能力を同時に向上。

  • 費用と制約: 全寮制ならではの費用や体験入学不可などの注意点。

  • 向いている家庭: 積極的な介入を望む家庭や、体調不良を伴うお子さん。

  • 他の施設との違い: 治療教育を軸とした独自の包括的サポート体制。

  • 保護者からの評価: 実際に利用した家族のリアルな声。

  • 生徒の感想: 卒業生の体験談や学園生活の様子。

 

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